Leonardo da Vinci

レオナルド・ダ・ヴィンチの夢とジェイテクトの技術

レオナルド・ダ・ヴィンチが手稿に描いた夢が、
現代のジェイテクトの技術に生きています。

レオナルド・ダ・ヴィンチが残したメモが、
現代社会の「回転」を支える

500年前に発明された「ベアリング」

世界でもっとも有名な微笑みを描いた「モナリザ」の作者、レオナルド・ダ・ヴィンチ。そんなレオナルド・ダ・ヴィンチは芸術だけでなく、精密な筋肉や骨、内臓などのスケッチや、つばさを回転させて空を飛ぶという現在のヘリコプターの原型となるようなアイデアのスケッチも残しており、医学や機械づくりの分野でもとても大きな功績を残しています。彼の残したスケッチやアイデアのメモは手稿と呼ばれ、1万枚を超えるといわれており、その中には今でもほぼ同じ構造を残している「ベアリング」も含まれていました。ベアリングは、回転する部品としない部品の間をつなぐ大切な部品です。たとえば馬車では、馬が車をひっぱることで回転するタイヤと、人が乗る車体の間にベアリングが使われることで、車体がガタガタせずになめらかに前に進むことを可能にしています。

輪と輪のあいだのボールがなめらかさのカギ

ベアリングは、タイヤの軸にくっついた内輪、車体にくっついている外輪、この2つの輪のあいだで回転するボール、保持器の4つのパーツからできています。タイヤが回転すると、内輪が回り、同時に中のボールが回転することで、なめらかに回転することができます。
しかし、外輪と内輪の間にただボールを閉じ込めると、全てのボールが同じ向きに回転しようとします。このとき隣り合ったボールが接すると、ひとつは上に、ひとつは下に回転しようとするため、お互いの動きを妨げてしまい、なめらかに回転することができません。そこで活躍するのが保持器です。保持器は、ボールを一定の間隔から動かないように固定することで、ボール同士がぶつかることなく、常になめらかに動くことを実現したのです。この保持器に当たる技術をレオナルド・ダ・ヴィンチも自身の手稿で描いていました。

進化し続けるベアリング

500年も前にレオナルド・ダ・ヴィンチによっても考え出されたていたベアリングですが、ジェイテクトでは、輪の間に入れるボールの素材や形を変えることで、ベアリングを進化させてきました。
たとえば新幹線。新幹線のベアリングでは、ボールを円すい型の形にしています(円すいころベアリング)。これにより、ボールでは「点」でしか内輪と外輪の重さを支えられなかったものを、円すい型にすることで「線」で支えることができるようになり、とても重いものでも、とても早く回転させることができるようになりました。ジェイテクトでも様々な形やサイズのベアリングを開発・量産し、自動車をはじめ、建設機械や風力発電装置にも使用されています。そして、1964年に日本で初めて新幹線が開通してから今でも、新幹線にはジェイテクトのベアリングが使われ続けています。
どんな時でも常になめらかに回転し続けることができるジェイテクトのベアリングは、世の中のすべての「回転」を支える大切な部品として活躍しているのです。

作成協力 株式会社リバネス

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