Leonardo da Vinci

レオナルド・ダ・ヴィンチの夢とジェイテクトの技術

夢の自動運転技術を支える、ジェイテクトの技術
〜自動車の過去、現在、そして未来〜

200年以上の自動車の常識を変える「自動運転技術」

私たち人間は、速く遠くへ移動する手段として自動車を利用してきました。自動車は蒸気自動車から始まり、ガソリン車、近年では電気自動車など、時代とともにより速く、より快適に移動できるものへと進化してきました。しかし、初めて自動車が開発されてから約200年間、「車は人が運転するもの」という考え方が常識であり、その形を変えることはないと考えられていました。
しかし、今その常識は変わろうとしています。なぜなら「自動運転技術」が生まれたからです。自動運転技術とは、車が自分で自分の周りの状況をセンサーで察知しながら、進む、曲がる、止まるといった動きをコンピューターでコントロールする技術です。この技術によって、私たちは自動車に乗っても運転することなく、自動で目的の場所まで運んでくれるようになるのです。

レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチに残された、自動運転車?

では、昔の人たちも自分で運転しなくて良い自動運転車を夢見ていたのでしょうか?実はレオナルド・ダ・ヴィンチがその一人だったのではないかと言われています。それは、彼のスケッチに自動運転車とも呼べる装置が残されていたからです。
「自走車」と呼ばれるその車は、ゼンマイ仕掛けで動く、大きさ約1m四方の3輪車です。この車の特徴は、2つの後輪それぞれにエンジンの代わりとなるゼンマイと、車輪が回るスピードをコントロールする「脱進機」がつけられていることです。脱進機があることによって2つの後輪を別々に、違うスピードで動かすことができます。たとえば、右の車輪が回るスピードをゆっくりにしながら、左の車輪のスピードを速くすると、左の車輪が右よりも多く進むことから右に曲がることができます。この仕組みを組み込んでおくことで、自走車は人が運転することなく自動で曲がることができたと考えられています。
残念ながら、この自走車は人が乗るためのものではありませんでした。代わりに舞台で使われる道具だったと考えられています。レオナルド・ダ・ヴィンチは自動運転の第一歩となる技術を、芸術や文化を発展させるため、人を幸せにするために使っていたのです。

自動運転技術を支える、ジェイテクトの技術

これまでの自動車の常識を変える「自動運転技術」。では、今までの自動車技術はもう必要ないのでしょうか?答えは「いいえ」です。
自動運転では、人の力でハンドルを回しタイヤを進みたい方向に曲げるのではなく、コンピューターが自動でタイヤを動かし車両の進行方向を変えることになります。コンピューターが運転するからこそ、その指令通りに正確かつスムーズに車輪をコントロールする「電動パワーステアリング」の技術が、安全な自動運転には必要です。電動パワーステアリングは自動運転では欠かせない存在です。

レオナルド・ダ・ヴィンチが生きていた時代から約500年、数多くの技術者たちによって技術は発展し、とうとう自動運転技術が実用化されようとしています。私たちジェイテクトも、安全安心な自動運転技術のために不可欠なパワーステアリングなどの技術で、人々が幸福で豊かな社会に貢献しています。レオナルド・ダ・ヴィンチが500年前に描いた夢は、ジェイテクトの中にも脈々と受け継がれているのです。

作成協力 株式会社リバネス